性教育について

教育の現状や必要性

「性教育」と聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか?
日本人の多くは、どことなく恥ずかしいようなイメージを持つのではないでしょうか?

日本の性教育は海外先進国と比較して遅れていると言われる事が多くあります。
性教育をめぐる問題としては、2002年のラブ&ボディBOOK問題など、性教育の必要性を唱える人と性教育が過剰だと唱える人で論争になっています。

日本の中絶件数は年間28万人を超えています。未成年の売春や犯罪、児童ポルノなどの問題も多く、社会的な注目の一つです。
このような問題の原因の一つに、性教育の不備が挙げられるのではないでしょうか。

性教育が充実しない原因としては、日本の行政構造に問題の一旦があるといえます。
教育方針などの指針をたてるのは言うまでも無く行政(文部科学省)ですが、そこに携わる官僚の多くは名門と言われる学校出身であることが殆どです。
日本の教育課程において、特に名門をうたう学校への進学をするためには、当然の事ながら受験、及びハードな受験勉強が必要となります。
そのため、勉強というものの内容が特に教養科目に集中し、性教育というものが軽薄視されるような状態で学んでいく事になります。
また、現在の教師世代の多くは性教育と無縁の教育を受けていた世代であり、若年層の性事情に対しての理解が遅れている場合が多いといえます。

このような理由(他にも多々あります)が重なって、性教育に対して批判的な立場の人物が多く、性教育は十分とは言えないままである一方、AVなどが市場に流布する事によって性への関心は高まり、その上インターネット等での匿名による情報交換が、間違った知識を助長させているという現状があります。
さらに、性教育の不備は性という話題に対するタブー視を強くしていて、家族間や友人間での正しい情報交換がされにくいのも現状です。

その結果として、関心は強いものの正しい知識を持っていない人物が増加しているというのが最大の問題ではないでしょうか。

海外では、日本よりも性の話題が身近に存在し、若年層の性活動は日本よりも盛んであるといえます。ですが、その反面しっかりとした性教育が行われ、議論されている事も事実です。

確かに、性教育は一時的には性への関心を高めてしまうものであるかもしれません。しかし、その知識は生涯に渡って必ず必要となるものです。
学校だけでなく、親から子へ、子から孫へと正しい知識が伝授され、悲しい思いをする人を減少させるためにも、今一度性教育をしっかりと見直して、正しい方向へと持っていく必要があるのではないでしょうか。