膣外射精

膣外射精

性交の際に膣内で射精を行わず、膣外で射精を行う方法です。

但し、男性が射精の際に精液を膣外に出したとしても、その前段階のカウパー腺液の中には微量ながら精子が存在する可能性があるために、避妊効果は薄く、通常は避妊方法としてカウントされません。

精液とカウパー腺液

精液とは前立腺からの分泌物(前立腺液)と精嚢からの分泌物が混ざったもので、男性の体内で常に作られています。

作られた精液は一時的に精嚢に蓄積されていて、射精時に精巣で作られた精子と混ざります。精液が精嚢に蓄積される量は限界がありますが、限界を超えた量は分解され体内に再び吸収されます。また、射精を繰り返すと一時的に精嚢が空になることもありますが、3日間程度で満タンの状態に戻ります。

精液の成分のうち、精嚢で分泌されたものは果糖が含まれていて、精子が動くための栄養になっています。
また、前立腺液は弱アルカリ性であり、酸性である女性の膣内を中和し、精子を保護しています。
その他にも様々な成分が含まれていて、その多くは精子が受精卵となるための補助を担っています。

カウパー腺液とは尿道球線液の事で、尿道球腺から分泌される弱アルカリ性の物質で、射精より前に分泌されるためにガマン汁や先走りとも呼ばれます。

弱アルカリ性の性質なので、射精前に膣内の酸性を中和する働きや、潤滑を良くする働きがあると言われています。

通常は精子が含まれる事は無いのでカウパー腺液によって妊娠する事は無いのですが、精子の生産量が多い場合はカウパー腺液中に漏れ込んでしまう事があるため、少なからずカウパー腺液による妊娠の確立は存在しています。

精子はどの年代も同じように生産されるものではなく、年をとると生産能力も弱まります。また、男性の体調やストレス等によっても精子の状態は左右され、元気の無い精子などは不妊症の原因でもあります。

ちなみに、精液の呼び名のうち「ザーメン」はドイツ語で種子の意味、「スペルマ」はイタリア語や英語で精液の意味です。