それぞれの危険性

避妊確率の数値(PI)について

パールインデックス(PI)とは避妊方法を数値化し、各々の避妊効果を比較するための数値で、100人の女性が1年間避妊、若しくは10人の女性が10年間避妊した場合の100女性年が用いられます。
データを簡単に捕らえるならば、PIとはその避妊方法では100人中何人が一年間のうちに妊娠したか。という事になります。

算出方法としては妊娠回数を検証期間の合計月で割って1200を掛けるか、妊娠回数を月経回数で割って1300を掛けるかのどちらか。

例:100人中一年間の内1人が妊娠したとすると
  →1÷1200×1200=1(PI=1)
  200人中一年間の内3人が妊娠したとすると
  →3÷2400×1200=1.5(PI=1.5)
但し、両方とも月数の計算方法を利用した場合。

また、検証に使用するデータは避妊方法を正しく利用出来なかった場合の条件が入る完璧使用例と、全てのデータが含まれる実使用例があります。

PIは統計的には具体的な数値で表されているものの、検証データのサンプルとなっている女性やカップルの体質、状態などにもよるので、完璧な信用があるとはいえません。
しかし、科学的根拠に基づいている事は確かなので、個々にこのデータの重要性を捕らえる必要があります。

それぞれのPI

●コンドーム(PI:3-14%程度)*感染症防止効果有り
●ピル(PI:0.1-5%程度)
●ペッサリー(PI:6-20%程度)
●子宮内避妊用具(PI:0.6-0.8%程度)
●殺精子剤(PI: 6 - 26 % 程度)
●オギノ式(PI:9%程度)
●基礎体温法(PI:3%程度)
●パイプカット(PI:0.10-0.15%程度)
●卵管結紮(PI:0.5%程度)
●膣外射精(PIは4-19%程度)


上記を見れば分かりますが、一般に普及しているコンドームでさえ実際には避妊効果が十分でない事が言えます。

きちんとした避妊を行うのであればどれか一つの方法に頼るのではなく、2つ以上の方法を併用する必要性があるでしょう。

併用するとしたら例えば…
コンドーム&基礎体温法(14%×9%=1.26%)
ピル&オギノ式(5%×9%=0.45%)
コンドーム&ピル(14%×5%=0.7%)
もちろんこんなに簡単な計算では成り立ちませんが、単純に確率を掛け合わせただけでも大分数値が変化することがわかります。

性病に関して

避妊方法の多くは、性病の予防には繋がらないのが事実で、性病に予防があると考えられるのはコンドームくらいです。

前述のPIの通り、コンドームは完璧といえるほどに避妊成功率は高くありません。むしろ危険性が高いといえるものです。しかし、最も推奨され、広まっている避妊方法はコンドームを利用したもの。
これは、「避妊」という目的以外に、「性病予防」が重視されているからでしょう。

性病の主な感染経路は、精液や血液です。

セックスのイメージで精液のみが感染経路と考えている方もいますが、それは違います。セックスで触れ合う女性の膣や男性のペニスは、手や足のように強い皮膚で覆われておらず、特に女性の膣内などは傷つきやすくなっています。
セックスを行うと、女性の膣内で性器が擦れ、目に見えないような小さな傷が無数に出来ます。その結果、傷口から相手の血液が入り、性病が感染してしまうのです。

そのため、避妊方法の中でも性器を完全に覆ってしまうコンドーム以外には性感染症を防ぐ機能があると言えず、セックスに関する「危険性」を防止するための策としてコンドームが推奨されるものであるといえます。