手術による中絶

手術内容(初期)

初期の中絶の場合、胎児はまだ小さいため、比較的簡単な手術で行うことが可能であり、母体への負担も少なくてすみます。

方法としては手術前にラミナリアやメトロイリンテルなどで子宮の入り口を広げ、全身麻酔をかけた上でキュレットという道具で子宮内から掻き出し(掻爬術)、吸引器などで残ったものを吸い取ります(吸引術)。

時間としては5〜15分程度で、手術後は2,3日の安静と薬の摂取が必要な程度で、入院などの必要はありません。

手術内容(中期)

中期の場合、胎児の大きさがある程度となっているために初期のような方法は行えず、分娩に近い方法をとる事になり、母体への負担は通常の出産と近いです。

方法としては、初期と同じような方法で子宮口を広げ(初期中絶の場合よりも大きく広げる)、プロスタグランジン製剤などの投与によって人工的、強制的に陣痛を誘発させて取り出し、その後子宮内容物除去術を行います。

時間は出産同様かなりかかり、3〜5日間程度入院を行う必要と、1週間以上安静にする必要があります。

その他にも母体への負担が大きく、子宮破裂などの問題がおきる場合もあります。

手術に適した時期

中絶手術を行うのに最も適している時期は妊娠6〜8週間です。

その理由として、6週以前では子宮口が開きにくいので手術を行ない難く、子宮も小さい状態なので内容物の残存確認が難しいためです。

その逆に9週以降ですと胎児の大きさが大きくなっていくため、手術がだんだんと難しくなっていきます。